限りなく黒に近いグレー
吉田…日用品は買ったか…


警官が言う


無いです…


誰か連絡して欲しい人居るか…


いません…


そうか…


私は両親の事が頭をかすめた

しかし連絡する気にはなれなかった


友人なんて、もっての他だ


一人として居ない

信用も出来ない


今までの私は、色々な事からの決別の人生だった


あれは


いつから始まってたんだろう…


暗い廊下を歩きながら考えた
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