限りなく黒に近いグレー
楽しく話す菅野もそうだし、笑いながら聞いている男子にも腹がたった


火事ってそんなに笑える話なの…


私は思った事をそのまま口にしていた


気にしなくていいよ…

ひどいよね…


周りにいた女子が庇ってくれたが、話は右から左に抜けていた


居ずらくなったのか、菅野は教室を出て行った


私は涙をぐっと我慢して帰った



2年生になり、期待したクラス替えで私はショックを受けた


あの野崎と、同じクラスになってしまった


案の定、野崎の嫌がらせがすぐに始まった



わざわざ私の机の上に、自分の筆箱を投げてくる


私は理解出来ない行動に、床の上に筆箱を落とす


ひでぇなぁ…


と言いながら筆箱を取りにくる


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