限りなく黒に近いグレー
その日を境にギクシャクして、口も聞かなくなっていった


私は益々居場所を無くして、教室には居ない事が多くなった


誰とも口を聞かず、何を話しかけられても出来るだけ知らん顔をした


学祭の時も私の意見など意味ない、と落書きに夢中になってた

すると野沢が

吉田さんが手を上げてません…


先生に報告され、いやいや多数決に参加した

普段は私を知らん顔しているのに、こういう時は参加させたがるんだな…


体育祭の時も、


バスケをやりたい


と練習を始めたが、他にバスケをやりたい人が居た為さっさと譲った


さながら


そうやって私の邪魔をしたいんなら、勝手にすれや…


と言う気分だった
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