限りなく黒に近いグレー
3 仕事

1・夜へ

一旦は短大へ入学


寮に入り、新しい充実した毎日を送っていた

レポートや実習は大変だったが、不思議と頑張れた


友達も出来て、いじめを受けていた事を忘れたくらいの日々だった


しかし、徐々に毎日の日々がおかしくなっていく


過去の話を少し、友達とする様になった頃


ふ~ん…
いじめられてたんだぁ…

ルームシェアの浅野の目が、鈍く光ったのをみた


この目…

馬鹿にする、この目を私はよく知ってる


そのうち浅野が、無視を始めた


仲良くなった友達も離れて行く


あぁ…まただ……


何処かで諦めていた様な、解っていた様な感じがした


落胆も無く、私は学校に行かなくなった


まだ夏休みになる前だったのに
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