限りなく黒に近いグレー
客の迷惑にならない場所に通され、泣きながらただ座っていた


着メロが、彼からの電話を知らせている


3回目の電話でやっと出れた


寂しかった…

ごめん…


泣きながらも話を聞くと、居候の女が電話を掛けさせたと言う


頭で何かが弾けて、私は壊れた



翌日私は美容院で、白に近い程の金髪にした

前から一度してみたかった私は、


いい機会だ…


と思った


当然周りは驚いている

何があったの…


私は一言


イメチェン…


とだけ答えた


心から私は面倒くさいと思った


ほっといて欲しい時に限って、寄ってくる男がいる


それが後に私の手によって殺される、斉藤と言う男だった
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