限りなく黒に近いグレー
今思えば、寂しかったのかもしれない


言い知れない不安が突然私を襲う


涙が止まらない


少しは申し訳ないと感じても、またしんちゃんを裏切る


結局はしんちゃんを信じて無ければ、信用を得ようともしてなかった


寂しそうに


そんなにメンパブは楽しいかい…


しんちゃんは言ってた

私は無視し続けた


渋谷さんが店に何度か顔を出してくれた


そのうち渋谷さんは、店の子と会う様になった


オレ一人を見てくれる人がいい…


いつまでもしんちゃんと別れない私に対する、当て付けにも取れる事を言われた


私はガキ相手に何してんの…


と苛立った


でも何処か冷めていて、すんなり渋谷さんを手放した


好きだったはずなのに…
< 67 / 82 >

この作品をシェア

pagetop