甘★猫☆



しばらく経って、




『お前...はっきりしねぇ奴だな。綾菜を傷つけるようなことはするなよ?』






えぇぇぇ!?




か、和樹っ!?




なんか、キャラ変わってるんですけどぉ(汗)




いつも笑顔で、可愛い和樹はどこへ!?




姉にも見せていない一面があったなんて...!




驚きと、ショック。




『...い、いきなりごめん。俺..如月和樹。綾菜の...』




って、自己紹介まだだったんかいっ!奏太君かわいそっ...




ごめんね。奏太君...。




『お、弟...だ。』




まだそれも言ってなかったんだ...。




てか、どのタイミングで入ろうか。




ずっとこのまま、立ち聞き??




迷ってる私をよそに、会話は進んでいく。




『よっよろしく!...僕、今日初めて綾菜さん会ったけど、すごくいい子だねっ!』




うへぇぇぇ!?



奏太君、声変わってますやん...。




なんか、朝より、高いし、明るいし...




もしかして弟に気圧されて、無理してる!?




なんか、ほんとにごめんね。奏太君。




あとで、和樹を叱っておくよっ。




『...そんなの、当たり前じゃねぇか。』



...!!




不覚にもドキリとしてしまった。




なんか、怒ろうにも怒れない...。



...と思ったのもつかの間。




衝撃的な言葉が、和樹の口から、発せられる...。
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