甘★猫☆
いつまで、そうしていたのか
わからない。
ただただ、
ずっとそうしていた。
『奏太君...あったかい...。』
どき、どき、どき
僕の鼓動が、速くなっていく。
『...ありがとう。』
僕たちは、やっと離れた。
『...///...えへへ。』
きさら...綾菜は、照れ笑いを浮かべた。
『...。』
『さ、寒いね...。』
そういえば、綾菜は薄着だ。
『ごめん。僕のせいで。』
『ううん。だいじょう...くしゅんっ!』
『...大丈夫じゃないじゃん。』
僕は、着ていた上着を脱いだ。
『...はい。』
『えっ!?...でも『いいから。』
『うん...///』
『帰る?』
『...うん。』