甘★猫☆
二人で並んで歩くのは久しぶり。
つか、姉弟だし。
...奏太君に見られたくないと少し思っちゃってる。
途中、和樹と別れて一人で学校に行く。
『...あ、綾菜?』
突然声が聞こえたので振り返ると、
『奏太君っ!!』
『...おはよう。』
頬を染めてあいさつをする奏太君。
可愛いなぁ...相変わらず。
『おはよっ!!』
奏太君とぱっちり目が合う。
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!』
『..!?』
私は、その場にうずくまる。
人のこと顔が赤くなったくらいでバカにしてたけど、
私...
私...
私...
昨日、かかかっ、奏太君のこっこと、
抱きしめちゃったんだぁぁぁぁぁっ!!!!