甘★猫☆



ドアの向こうからあせった声が聞こえる。



『あやなっ!?ちょ、大丈夫!?』



...か、奏太く...ん。



私は、よろつきながら玄関を開ける。




『お...おはよぉ...。』




今日もかっこいい奏太君にへろへろの笑顔を向ける。



『あやな!?...どうしたのっ!?』




『ちょっ...ちょっと...ね。』




あまりにもいたいたしい姿だから、若干ひかれてる?





『へへっ...ちょっと待っててね...。』





私は部屋の奥に入っていこうとした...が。





ズキッ!




『いっだだだだぁぁぁっ』




げぇぇぇっ、まっまた転ぶっ!!
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