甘★猫☆




シップと包帯を取り出した奏太君は、ペリッとシップのシートをはがして痣ができているとこにぴとっと貼ってくれた。




『...んっ...。』




つめてっー。




『大丈夫?』





『...うん。』




くるくると包帯を巻いていく。




ドキドキドキ




静かな部屋の中で唯一音をたてる






私の鼓動。








奏太君の鼓動。








私の息遣い。








奏太君の息遣い。



< 56 / 121 >

この作品をシェア

pagetop