甘★猫☆





『...黒崎奏太。』




『私は、如月綾菜。猫が大好きなんだっ!』




きさらぎ...あやな...か。




『...別に、聞いてないし。』




...!!!...言ってしまった。




本当は、嬉しくてたまらないのに。




僕も、猫が好きって言いたいのに。




僕は...なんでこんなに、素直じゃないんだ。




『あはは、ご、ごめん。』




彼女は、苦笑いをすると口を閉じてしまった。











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