甘★猫☆
そもそも、これは辛いっていう感情なのかな?
うぅ. . . 。ますます分かんない。
『. . . おい。』
『えっ. . . あっ. . . 。』
声がした方を見ると、
如月和樹がいた. . . 。
『なに思い詰めた顔してんの?』
『. . . っ. . . 』
なんなんだよっ!
つか、無駄にカッコいいじゃん!
和樹は、お風呂上がりで黒髪が乾いておらず、濡れた毛先からは雫が滴り落ち艷かしい. . . 。
. . . そんなん綾菜に見せんなよ. . . 。
『心配しなくても綾菜にはなんにもしてないから. . . 。』
『. . . !?』
よまれてるし!?
『. . . あんたの考えてること、丸見えなんだけど。』
よまれてるって思ったのもよまれてる. . .。
『つーかさぁ、いい加減気付けば?』
『. . . 何にだよ. . . 。』
『さぁ?自分で考えればぁ?鈍感さん♪』
カチンッ!
『うるせぇよ!』
『ぐずぐずしてると綾菜とるから。』
『はぁ!?』
何言ってんだよっ!
『ま、俺はまだ綾菜のこと大好きだかんなっ☆. . . じゃあな!』
和樹は奥に引っ込んでった。