甘★猫☆
お隣さん...?
入学式が、終わって私は家に帰った。
両親は...仕事で帰ってこない。
でも、和樹がいるからね!
さ、さみしくなんか、ないもん...
『ただいま~』
『姉ちゃぁぁぁん!!』
和樹は、私に飛びつきそうな勢いで走ってきた。
『俺、ずっと...さみしかったんだぜっ!...おそいよぉ』
『ごめん~。』
『入学式、どうだった??友達できた?』
『...ともだち..。あっ、奏太君!!』
『...くん?』
『うんっ。黒崎奏太く・ん!!』
和樹の耳が、ピクリと動いた。