ブラックコーヒー
「ぜーんぶ友チョコ! ある意味本命だよねー♪」
「ずりぃー。」
「あはは! またねー。」
男子たちと別れると、私は1人マフラーに顔を埋めて歩き出した。
外に一歩出ると、まさにそこは白銀の世界。
辺り一面雪で真っ白だ。
「寒いなぁ…。」
紙袋には友達にもらったたくさんのチョコが入ってる。
それからあと1つ。
鞄の中に1つだけ…チョコが入っている。
「斗真さん…。」
他でもない、彼の分。
渡せないなんて、分かりきってるのに。
なのに…何してるんだろう。
本当…バカみたい。
「ずりぃー。」
「あはは! またねー。」
男子たちと別れると、私は1人マフラーに顔を埋めて歩き出した。
外に一歩出ると、まさにそこは白銀の世界。
辺り一面雪で真っ白だ。
「寒いなぁ…。」
紙袋には友達にもらったたくさんのチョコが入ってる。
それからあと1つ。
鞄の中に1つだけ…チョコが入っている。
「斗真さん…。」
他でもない、彼の分。
渡せないなんて、分かりきってるのに。
なのに…何してるんだろう。
本当…バカみたい。