ブラックコーヒー
目を覚ましたのはおいしそうな匂いがしたから。



「…お腹空いた…。」

「結構食い意地張ってるね。」

「…育ち盛りだもん。」

「もう終わったでしょ!」



目を覚ますとソファに横になって寝てて、頬杖ついた斗真と目が合った。



「ご飯作ったから食べよう。」

「うん…。」



気付いたら時間は7時で、お腹もペコペコだった。



「お料理ねー…。」

「できないでしょ、美由里。」

「…少しくらいはでき…るよ?」

「じゃあ今度作ってよ。」



…………。



「レシピあれば余裕なんだよね! レシピ準備よろしくねっ♪」
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