ブラックコーヒー
ポンポンと頭を撫でてくれる斗真。
キュンとする。



「お風呂入っておいで。」

「うん。」

「後で脱衣場に着替え置いとくから。」

「はーい。」



私はお風呂に入ると、体と頭を洗った。

…斗真と同じ匂い…。
髪も…体も…。


そんな些細なことにさえドキドキして、身が持たないかもしれないと思った。


お風呂から出ると脱衣場にスウェットがあった……けど…。



「斗真っ!」



ドタバタとリビングに駆け戻る。



「ん?」



斗真は平気な顔をしてビールを飲んでた。

何くつろいでるのさ!
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