ブラックコーヒー
「ちょっと、ズボンは!?」



とトレーナーの裾を抑えながらリビングのドアの側に立って言った。

私が今着ているのは斗真のトレーナー…のみ。



「それ、俺が着てもダボダボなんだよ。だから美由里着たらワンピースになるなと。」

「なっ…!!」



確かにワンピースだよ!
普通のワンピースみたいだよ!



「でも下ちょうだいよっ…。」

「やだよ、眺めいいもん。」

「へっ…!?」



なんたること…!
もはや単なる変態じゃん!



「私普段からスカート履かないのに…!」

「いっつもスカートかワンピースだったじゃん。」
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