ブラックコーヒー
「苦しっ…。」

「我慢して?」

「へ!?」

「だって可愛すぎるでしょ。反則。」



な、何がそんなにツボだったの…!?
わ、分からない…!!



「寝て起きても夢なんてことはないから、安心して寝な?」



斗真は腕を緩めてそう言った。
目は大分覚めてしまったようだ。

なんだか申し訳ないことしたな…。



「…うん。」



斗真の言葉はやけに安心できて、
そっと背中を叩く手に安心できて、

私はそのまま夢の世界へと向かった。



そのうち、話せたらいいな。
今日話せなかったこと。

全部、全部…。
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