ブラックコーヒー

□諦める気はない

朝学校に着くと、どういうわけかクラスメイトに囲まれてしまった。



「美由里ちゃんっ、あのイケメン誰!?」



とクラスの女の子。



「金曜日の放課後に校門とこで抱き合ってた人!」

「あ…。」



見られてたんだ…!

週明けの月曜日、あれ以来初めての学校だ。



「えっと…。」

「白状しろぉ!」



と男子まで参戦する。

言って…いい、んだよね?



「…彼氏…です。」



い、言っちゃった…!

その瞬間、皆の目が内村くんに向く。
え…え!?



「…俺この間振られたから。」
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