ブラックコーヒー
と杏を紹介する。

斗真は「あぁ。」と納得した様だった。



「どうも、噂の斗真です。杏ちゃんのことは美由里からいつも聞いてるよ。」



と微笑んで言う斗真。

そんな斗真に敵意剥き出しの杏は、斗真を睨み付けながら言った。



「…あっそ。」



そう返された斗真は困惑した表情になる。


それもそのはず、斗真は杏に何もしてないんだから。

それどころか初めて会ったんだもん。



「…ねぇ、斗真さん。」

「…はい。」



杏の剣幕に圧倒されたらしい斗真はそう返事する。



「…何を考えてるんですか。」
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