ブラックコーヒー
「っ…。」



顔が熱くて、見なくても顔が赤いのが分かる。



「どうすんの?」



と顔を近付けてくる斗真。

もうヤケクソ…!
早く離して!



「目、閉じてよ…。」



斗真の肩に置いていた手に力を込める。

そんな私にニコニコ笑って、斗真は目を閉じた。


改めて…こうして見ると、かっこいいなぁ。

私服だってオシャレだし。
適当に着ても様になるし。


でもまぁ…、やっぱり、1番似合うのは、細身のスーツだ。


そう思いながらそっと顔を近付けて、目を閉じて、触れるだけのキスをした。
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