ブラックコーヒー
目を覚ますと布団がたくさんかけてあった。



「おはよ。」



と服を着た斗真。

石鹸の匂い…。
シャワー、浴びたのかな。


やっぱりこういうとき、一緒に寝てはくれないんだね。



「ん…喉乾いた…。」

「何か飲む?」

「うん…。」

「って言っても水道水かブラックのコーヒーかアルコールしかないんだけど。」



と苦笑いした。



「…アルコールで。」

「ブラックコーヒーね。」



コーヒーを淹れに行った斗真を待つ間、私はそっと目を閉じた。

やばい…このまま寝たいかも…。
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