ブラックコーヒー
最近触れてこないし、抱き締めることすらない。

学校に来ることもないし。



「別れてくれた方が好都合だけどねー♪」

「うぅ~…。」



でも…、なんだろう。
浮気じゃない気がする。

もっと他の…別な何か…。



「そういえば…、あの日、斗真に何言ったの?」

「あぁ、斗真さんが迎え来た日?」

「うん。」

「『絶対ぇ負けねぇ』って宣戦布告した。」

「あ。」



そういえば斗真がそう言ってたなぁ…。



「うーん、関係なさそう。」

「は?」

「なんか斗真がおかしいの、あの日の次の日からなの。」
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