ブラックコーヒー
一樹さんが触れたところに斗真が優しく時間をかけて触れる。



「あ…。」

「え…?」



すっと私の太股を撫でる斗真。



「ここ、みみず腫みたいになってる…。3本くらい…。」



と言いながらそこを撫で続ける斗真。
その度にピリピリとした痛みが走る。



「そこ…、一樹さんに引っ掛かれた…。」

「あー…、あいつドSだから…。」

「だよね…。」

「軽く無自覚なのが質悪い。」



無自覚なのか…。



「爪が短かったから皮剥けずに済んだみたいだね…。」

「剥ける手前だけどね…。」
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