ブラックコーヒー
「何ー?」



後ろから美由里をギュッと抱き寄せた。



「きゃーっ。」

「……マジで、抱くよ?」



そう耳元で囁く。

美由里はくすぐったそうに体をくねらせた。



「…やっぱヤダ…。」



そう呟く美由里の首もとに顔を埋めた。

…美由里の匂いがする。
落ち着く…俺の好きな匂い。


…ヤベ、俺変態臭ぇ。



「んっ…。」



首筋に2箇所ほど、赤い印をつけた。



「斗真…。」

「あのね、俺すげぇ独占欲強いし嫉妬深いから。」

「意外…。」

「だからあんまり妬かせないでね。」
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