ブラックコーヒー
そんな言葉にキュンとしてしまった。



「それより…一樹、なんだよ? 話って。」

「あぁ、そうそう。そっちが本題。」



話が読めない私に斗真は言った。



「一樹が話があるってさ、美由里も呼べって。」

「へ? 私?」

「そっ、美由里ちゃんも関係ある話だから。」

「って…、何?」



特に思い浮かばなくて首を傾げると、斗真も同じらしく、分からないと言うように肩をすくめた。



「渡部のことだよ。」

「あぁ。」

「出た渡部さん。」



あの人関連…嫌だなぁ。
絶対嫌な話だもん…。
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