ブラックコーヒー
気が付くと辺りは真っ暗で、私は暗い部屋に1人、ソファで眠ってしまったらしい。

時計を見て驚いた。



「9時…。」



どんだけ寝てんの私…。
9時間…?

自分に呆れながら部屋の中を見回した。


斗真は…帰ってきていなかった。



「斗真…?」



こんなに帰りが遅くなったことなんてないのに。

どうして…?


ケータイの電源を入れると、おびただしい量の不在着信とメールがきた。



「……。」



杏、うっちー、……斗真。

斗真…仕事中にも電話してきてくれてる…。
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