ブラックコーヒー
「シャワーでも浴びといで。」

「あ、はいっ。」



シャワー浴びるもんなのかぁ。
やっぱり分からないことだらけだ。

そう思いながらとりあえずシャワーを浴びて、バスローブを来た。


…処女喪失…。なんか、怖くなってきたかも。



「斗真さん、あがりました…。」

「じゃあ俺も浴びてくるかな。」



そう言っておもむろに立ち上がると、斗真さんは私の頭を一撫でした。



「心の準備、しときな。」

「心の準備…?」

「言ったろ? 『最初だから』って。」

「あの…。」

「処女を失う心の準備と、この関係を始める心の準備。」
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