ブラックコーヒー
じゃあその新人さんが部長さんの心を癒して…支えてあげてるんだ。

私と一緒。


私は斗真に支えられてここにいる。

人の支えがあるって、うんうんって話を聞いてくれる人がいるって、心強いもんね。



「あ…!」

「ん? どうかした?」

「ううん、なんでもない。」



これかもしれない、私がなりたいもの。



「さてと、俺は帰ろうかな!」

「へ?」

「言いたいことは言ったしー、なんか斗真機嫌悪いし!」



そんな言葉に反応して斗真を振り返れば、なんたか不機嫌な斗真が目に入った。

……まずい。
< 352 / 382 >

この作品をシェア

pagetop