ブラックコーヒー
「じゃあねー!」



言いたいことだけ言うと、一樹さんは颯爽と出ていった。

く、くそう~っ!



「美由里。」

「は、はい。」

「部長、そんなにかっこよかった?」

「……。」

「ん?」



…怖いです。
その微笑みがまたなんとも言えない…。



「さってと、続き、しようか?」



と笑いながら私をベッドまで運ぶ。



「あ、あのね!」

「ん?」

「将来の夢っ、見つけた気がする!」



いつの間にか押し倒した私に股がった斗真は動きを止めた。



「え? 今ので?」

「部長さんのおかげで!」

「……は?」
< 353 / 382 >

この作品をシェア

pagetop