ブラックコーヒー
抜け出そうともがいても、堕ちて行くだけ。


もしかしたら…救ってくれるかもしれないと思ったの。

彼が光だと…思ったの。


…馬鹿な私。



どうしたって、終わらないのに。
抜け出せやしないのに。

何を望んでいるんだろう。



愛されたいと
癒されたいと

助けて欲しいと


確かに私は望んでいる。



相手は…本当は、誰でもいいの。



ただ…斗真さんが、ちょうど、いただけ。



本当…馬鹿な私。
正常ならこんなこと…絶対しないのに。
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