ブラックコーヒー
「じゃあね、みーちゃん。クリスマス、行きたいとことか食べたいものとか考えといてね。」

「あ…うん。」



うっちーがコンビニから出ていったのを見届けると、私たちは斗真さんの車に乗り込んだ。



「…。」

「…斗真さん?」



急に黙り混んでしまった斗真さん。

どうしたんだろう…?



「…俺も学生だったらなぁ。」

「えっ?」

「ごめんね、彼氏なんて嘘ついて。」

「いえ。」



謝らないで。
否定しないで。

私は、嬉しかっ……



「美由里ちゃん? おーい。」



私…今…?



「大、丈夫…です…。」
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