やわらかな夜
「弱いんだね」

耳元でささやいてやると、それにも反応したのかあかりの躰がビクッと震えた。

それにしても、躰つきが華奢なわりには意外と胸がデカいんだな。

大きさは…CかDと言うところだろうか?

そう思いながら胸の先を弄んでいた手を、
「――シュージ…んっ!」

あかりの躰の中心に場所を移動させた。

そっと、その中に自分の指を這わせれば、
「――あっ…!」

あかりは高い声をあげて、躰を震わせた。

どうやら、俺の指は彼女のいいところにさわってしまったらしい。

「――いやっ…ダメ…」

フルフルと、あかりが首を横に振る。

熱があるのかと聞きたくなるくらいに潤んでいる瞳が、俺を見つめる。
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