やわらかな夜
そんな彼女を、もっと乱れさせてやりたい。

こんなことを思った俺は、嗜虐的(シギャクテキ)かも知れない。

「――イきたい?」

俺が問いかけると、あかりはフルフルと首を縦に振ってうなずいた。

「――お願い…」

消え入りそうな甘いその声に、俺の背筋がゾクッとなった。

「――シュージ…」

懇願するように、あかりに名前を呼ばれる。

「――あかり…」

俺はベルトを外し、すでに熱くなっていた雄を出した。

それを当てると、ビクンとあかりの躰が震えた。

まだ入れていないのに、この反応だ。

彼女の躰は、もう限界なのだろう。
< 11 / 111 >

この作品をシェア

pagetop