秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
「うん。





 おれも。


 千葉が好きな人で良かった。



 俺を好きって言ってくれて、

 ありがと。


 これからもずっと千葉を思うよ。


 ピアノ弾くとき、いつも千葉のために弾く

 バスケしてる時も千葉が応援してるって思って頑張る。




 なあ千葉…




 これでさよならじゃないよな、

 そばにはいられないけど、

 それでも俺が千葉が好きで、

 こっちで千葉を思うのはやめないから。


 いいんだよね。」


「うん…あたしもずうっと

 たかちゃんを思うのやめない。


 大好き。」



千葉がぼくの手をそっと握った。

泣いていたけど、

涙でぐしゃぐしゃだったけど。

綺麗だって思った。


言葉はいらなかった。


それはもう


長い長い時間。

いつまでも見つめあった。


忘れないように、

お互いを心に刻み込むように

僕らの初恋が決してここで途切れて欲しくない…


それがどんなに難しいことでも


永遠につながれると信じることしか、


それしかできないのだから…










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