秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
ふたりの未来へ
次に目が覚めた時
そばには母さんがいて、
千葉が行ってしまったことを伝えた。
ぼくは黙って頷いて、
ああ、そうなんだと思った。
言い知れない喪失感で、
胸が苦しくなった。
もう、会えないのか…
そればかりが頭の中を巡っていた。
けど、指を見て、
そんな気持ちが一瞬で飛んだ。
人差し指に絆創膏。
『ずっと、忘れないよ。大好き♥』
小さな丸っこい字で書いてある。
ふふっ
頭の中に
泣き笑いする千葉の顔。
ぼくも忘れないよ。
そばには母さんがいて、
千葉が行ってしまったことを伝えた。
ぼくは黙って頷いて、
ああ、そうなんだと思った。
言い知れない喪失感で、
胸が苦しくなった。
もう、会えないのか…
そればかりが頭の中を巡っていた。
けど、指を見て、
そんな気持ちが一瞬で飛んだ。
人差し指に絆創膏。
『ずっと、忘れないよ。大好き♥』
小さな丸っこい字で書いてある。
ふふっ
頭の中に
泣き笑いする千葉の顔。
ぼくも忘れないよ。