秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
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会場にに入るといろいろなブースが立ち並んでいて、

アトラクションやゲーム

体験ができたり

グッズの販売をしていたり

人の波と喧騒に酔いそうになる

ステージブースもたくさんあって、

たかちゃんの場所まで行き着くかな?


「ここだろ?」

地図の上をトントンと叩く指の持ち主は羽鳥くん。


「あ、ああ。


 ありがと。」


「ライバルに塩を送りたくないけど、

 もともとチケット送ってきたのはあいつだからな。」


「チケット…たかちゃんだったの?」


「安土を俺に連れて来いとか、

 どんだけ高飛車な奴なんだか?


 まあいいさ、

 あいつがお前に振られるとこ見てやるつもりだから。」



「そう、たかちゃんが…」


「ってっきいてねーのかよ。」


チケット、たかちゃんが送ってくれなかったのは、

どうしてなんだろうって考えてた。


あたしが、一人じゃ来ないかもしれないって

羽鳥くんに頼んだのね。


どうして、羽鳥くん?

たかちゃんにとってもうあたしは必要ないってことなのかな。




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