秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
「わああっ」
ぼくは慌てて飛び退いた。
「やっぱりたかちゃんだなあ。」
そういって千葉はクスクス笑った。
「び、びっくりした…」
「へへ、なんか、会わないでいて悩んでたのはバカみたい。」
「何?」
「あたし、たかちゃんに嫌われたと思って、
たかちゃんの目に映る自分が怖かったの。」
「俺のほうこそ、着拒はつらいよ。」
「ごめん」
千葉は、何故かペてペタ俺を触ってくる。
どういうリアクションしたらいいだよ~??
「あのさ…」
「うん?」
「さっきから、なんでその、触るかなあ。」
「なんか、実物だなあと思って。」
「はあ?」
「だってもうずっと写真や画像とか夢とかしか会ってないから。
さっきステージにいたりして、
ずっと実態がなかったというか?
なんかやっと実感っていうか?…」
そういう千葉もめちゃめちゃ可愛くて、
眩しいって感じ。
だから、そんなさわられるちとちょっと
…ね