秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~

久々の再会らしくて

わちゃわちゃやってる千葉たちを横目に

そばにあった自販機から飲物を買うタケ。

ガラン!


「お前は?」


 と聞いてきた。


「あ、スポドリ。」


「OK.よこ、何飲む?」


「あたしコーラ、ちょうはハチレモだよね!」


 ガラガランとジュースを出し、

ホイホイと投げて渡したあと。



柱の縁石に座り飲み始めた。


俺も隣に座るように促し、

カスンと

缶ジュースを軽く合わせた。



「っほい、お疲れ~」


「お、おうサンキュウ。」


「それにしても、大丈夫なのか、お前こんなとこにいて。


 出演者だろう?」



「まあなどうせプロじゃないしな。


 それに戻れないだろ?」



「だな、話題になるかもよ?素顔まで晒しちゃって。


 あほだなお前。」



「何とでも言えよ。」



「まあ、あの後上手くMEさんがとりつくろって

 アトラクションぽく見えないでもなかったよ。」



「そっか、後でちゃんと謝らないとな。」


「そういや、帰ったぜあいつ。」


「あいつ?」

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