秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~


 千葉はう~~ん…と考えてから、

「そうだ!のせっち帰れるんならうち来ない?

 ピアノあればどこだっていいんだもん!」



「え?千葉んち?いやいや不味くないか?」


「ええ?いいよいいよ、

 リビングだから母親いるけど別にいいよね?」


「あ、ああそうだよね。」


やべ、一瞬千葉の部屋入ること想像しちゃったぜ~

だよな、どこんちもピアノはリビングとかにあるよな。


千葉がニコニコと笑顔でこ首をかしげてぼくの返事を待つ。


さっき泣いてたやつがもう、その笑顔か?


「うん、行くか。」


行きますよ。そりゃ行くに決まってるでしょ~

そうと決まれば、善は急げだ。

僕たちは、

ガタガタと机の中からいろんなもの鞄に詰め込んで

さっさと教室を後にした。





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