秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
§2 思い出つくろ!
合唱コンク-ル
「ちょっと、楽譜は持たないの?」
「今更必要ないでしょ。」
「言うわね、強気すぎ!?」
「指揮する千葉を見るの忙しくって、楽譜あっても見る暇ないし。」
「もぉっすぐそういうこと言うんだから。」
「何勘違いしてんの?伴奏者は指揮を見るものでしょ?」
「!! のせっちの馬鹿!意地悪っ。」
千葉は真っ赤になって膨れて先に行ってしまった。
近くで見ていた竹野内が、ニヤニヤしながら話しかけてきた。
「へえ?なんかいい感じだな、部活停止中に進展あった?」
「あああ、まあな。」
「マジで!!」
「みんなに言うなよ、千葉気にするから。」
「ふううん、気にするほどの仲なわけだ。」
「うっせーよ。ほら行こうぜ体育館。」
あの日ぼくらは、たぶん、
好きだって気持ちを確認したと思う。
「今更必要ないでしょ。」
「言うわね、強気すぎ!?」
「指揮する千葉を見るの忙しくって、楽譜あっても見る暇ないし。」
「もぉっすぐそういうこと言うんだから。」
「何勘違いしてんの?伴奏者は指揮を見るものでしょ?」
「!! のせっちの馬鹿!意地悪っ。」
千葉は真っ赤になって膨れて先に行ってしまった。
近くで見ていた竹野内が、ニヤニヤしながら話しかけてきた。
「へえ?なんかいい感じだな、部活停止中に進展あった?」
「あああ、まあな。」
「マジで!!」
「みんなに言うなよ、千葉気にするから。」
「ふううん、気にするほどの仲なわけだ。」
「うっせーよ。ほら行こうぜ体育館。」
あの日ぼくらは、たぶん、
好きだって気持ちを確認したと思う。