秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
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「-----っというわけで、

 このクラスの伴奏者と指揮者は能勢と安土でいいな。」


校内の合唱コンクールの指揮と伴奏を決める話し合い。


か、と思ったらいきなり決定事項になってる??


「先生!

 俺、今年は立候補してないんですけど!」


「能勢~前何言ってんだよ、去年一年で伴奏賞取るとか、

 快挙だって大騒ぎだったのに、

 今年は出ないとかありえないから。」


「っだから、今年は他の人に…」


「謙遜すんなよ、

 もう、のせっちがそこにいるって事実で決定じゃん。」


「今年はバスケの方もあるしさあ…」




「能勢くん、お願いできないかな?

 それとも、あたしの指揮じゃ伴奏はいやなの?」


指揮者に決定した安土千葉が俺の顔を覗き込む。


ドキン!


「え??あ、いや、そういうんじゃないけど」


「お願い!」


「う…うん。」


「やった!じゃあ、決まりでいい?」


「あ~、えと、はい。」


「良かった♥

 先生!能勢くんやってくれるそうです。」


うわ~~~反則だろそれ。

NOって言えるかよ!





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