秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
「みっくんが、また指でも怪我したらと思うと…」


「あのさあ、

 そういうことは、俺にちゃんといいなよ、恥ずかしいだろ。

 俺がが先生に自分で、申請して休めば済むことだろ。

 そういう先回りに勝手に決めるのはやめてくれよ。

 まして、学校に電話するとか、信じらんない。

 うるさいモンペだって思われちゃってるよきっと。」


「うん…ごめん。

でも、みっくん最近お母さんと話ししてくんないじゃない。」



「普通だよ。

 じゃあ、母さんはぼくが悪いっていうの?」



「そうじゃないけど!」



「ああ、もういいだろ?

 二人共いい加減にしなさい。

 まあ、今回は母さんが悪い。

 天道には天道の考えがあるんだから、

 とにかく無事帰ってきたんだ。

 今日はそれでいいだろう。」


母さんはプンとして、

部屋の奥に行ってしまった。


ああ、ウザ、いつまでも子供扱いしたがるんだ母さんは。

俺は大きなため息をついた。



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