秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~

「携帯買ったんだ?」


『や、なんか、今日帰ったらプレゼントとか言われてさ~

 あ、そういえばうちの親たち帰りが遅いって、

 家出かと思ったらしくてさ~』


「え~??何~?」


しばらくつづいた会話、たかちゃんの笑い声に、気持ちが和んでいく。


ああ、二人の両親はあたしたちのことを知っていて


繋がるツールを与えてくれた。


これから来る別れを、少しでも辛くないようにと、


考えてくれたんだろうな。


感謝するとともに


「離れる」準備に入ったんだと少し切なくなった。


時間

このまま止まったらいいのに…



















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