秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
「明日なんで来ないのさ!

 せっかくクラスでまとまって行こうって言ってるのに。」


「なんでって、俺だって行きたいよ。

 どうしても抜けられない用事が出来たんだよ。」


「彼女にお別れ会に、

 彼女、一人にして平気なんて信じられな~い!

 のせっちって無神経ね~」


「は?

 無神経なのはどっちだよ?

 っていうか彼女って…」


「付き合ってるんでしょ。」


わざと大きな声で言う横須賀。


「お、おっい!」


「横ちゃんってば!」

あたしたちが口止めしようとしても、

もうすでに遅しで、

周りのみんながザワっとした。


「何?誰が付き合ってるって~!」



「ああ~もう。横須賀~お前~。」


たかちゃんはドヤ顔の横ちゃんをじろりと睨むと、

観念したようにホールドアップ。


「そうだよ!俺が告った。

 ちょっと前から、千葉と付き合ってる。」


すると


わ~っと何故かみんな拍手をした。






















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