秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
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「知ってるよ。」


「いつ言うかと思ったけど、よく言ったわね。

 みんなとっくに知ってたけどね。」


横須賀がけらけら笑いながら、


「ちよう泣かしたら殺すから。」


とすごんだ。


「うっせ~よ。」


千葉を見ると、真っ赤になって両手を合わせてゴメンのポーズ。


「別にいいんだよ隠しておきたかったわけじゃないから。」

僕が言うと、

ほっとした顔をした。


こんなことで、千葉が楽になるならいくらだってしてやるよ。



「千葉、明日行けなくてほんとごめん。」


「どさくさに謝るな!卑怯者。」


横須賀が横から俺の頭をどついた。


ったく凶暴な女だ。



「ほんとごめん」



俺の言葉に、


「いいのさみしいけど、大丈夫

 毎日私のために時間作ってくれてるんだもの。」


「千葉…」

甘い気分に浸ろうとしたぼくに、

再び横須賀の鉄拳が直撃した。


「二人の世界に入ってんじゃないわよ!」

みんなの爆笑とともに、

俺は何時しかいじられキャラにされたようだ。

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