子どもの頃って、自分のしたいようにできないことがよくある。
転校なんてしたくなくても、ピアノのレッスンを休みたくても、親の意向に結局最後は沿うしかない。
自分は守られてる立場だってわかっていても、そこに生じる反発…
そんな思春期のもどかしい気持ちには、きっと同年代なら共感し、大人なら懐かしい気持ちを呼び起こされるだろう。
切なくもあり、希望に溢れたこの世代のキラキラ感もふんだんに詰まったこの作品。
作者さん特有の、ストンと心に落ちてくるような文章に、きっとたくさんのことを気づかされます。
素敵な作品なので、是非ご一読を!