君のとなりで恋愛中
たった一晩で、動き方も踏み込み方も違ってやがる。
ピー!!
試合は圧勝、天野のチームが勝った。
なるほど、あいつの才能はだてじゃないらしい。
「おーい、どうかしたか?」
「べっつにー」
「可愛い子でもいた?」
「知んね」
女子に関わらない、気にしないって決めてたけど。
なんでかな、興味沸いてきた。
もう認めてやるよ、俺はあいつに興味がある。
だってそうだろ?
あそこまで単純なやついないって。
退屈な学校で、ほんの小さな楽しみができた。