星空の魔法
着替えをして、化粧を直し終わったと同時くらいにママ友が迎えに来た

そして、その時にまた長谷部さんからのメールが届いた

“もう何年もまともにしてないしね。向かうだけ無駄なんじゃないかって思うし”

結構ネガティブ思考なのかな?

とりあえずママ友の車に乗り込んだ

ワンボックスカーの後部座席に乗った

助手席には別のママ友も乗っていた

『まさか、昨日の記憶が無いとか言わないよねぇ?帰ったの2時だよ、覚えてる?』

そんな質問をされた

『覚えてるに決まってるじゃん!2時に帰ったのも覚えてるし。でも、ちょっと寝不足だなー。歌えるかわかんないよ』

『行けばなんとかなるって』

『そういう問題?』

『もちろん!』

まさか、帰ったのが4時過ぎてたなんて言えるはずもないし、話を合わせる事しか出来なかった

それから、カラオケに向かう車の中で長谷部さんに返信をした

“昨日の飲み会の時に、カラオケに行く約束をしてたので、これからカラオケです。ほとんど寝てない状態でかなりキツいです”

さっきまでの話題は一切入れなかった

そして、ママ友の車はカラオケへと向かって進んでいた

あたしの家からは15分くらいの所にある、カラオケ店に向かうらしい

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